1944.12.16
今日は12月16日である。
すなわち、ラインの守り作戦、開始日。
ラインの守り作戦とは、いわゆるアルデンヌ攻勢だとか、クロストローゼ作戦だとか、色々と俗称があるが、連合軍側名称である「バルジ(突出部)の戦い」が最も有名であろう。
1944年12月16日、連合軍は、ノルマンディーに上陸して新たな戦線を構築、ソ連もポーランド領に達していたが、補給が追いつかず、戦線は一時停滞していた。そこで、ドイツは、反転攻勢に出て、連合軍の補給港アントワープを奪い、かつ連合軍主力を包囲殲滅しようと企てたのである。
投入戦力は20個師団、戦車も最新のティーガーが配備され、第三帝国の余力を振り絞った乾坤一擲の逆転作戦だった。
ドイツ軍は60年前の今日、フランスを一挙に降伏せしめた電撃戦がかつて開始された地、アルデンヌを再び進み、油断していた連合軍を一挙に蹂躙した。
しかし、補給は数日で尽き、回復した連合軍によって、ドイツ軍主力は殲滅される。10万弱の死傷者・捕虜を出したドイツ軍にその後の余力はなく、戦争終結は大きく早まることとなった。
というのが、大体の概要である。
この戦いのどこが軍オタ・戦史オタを刺激するかと言うと、
ドイツ軍
・最後の見せ場+悲壮感
・戦争終盤なので、登場兵器も強力
・最初は勝ってた。
・ティーガー
連合軍
・なんだかんだ言って最後は勝利、それも決定的な。
・Nuts!
・登場兵器はもちろん強力
・敵もそこそこ強いので手応え十分
ちなみに、Nutsというのは包囲された米101空挺の司令官代理の降伏勧告に対する回答で、沖田艦長の「バカメ」と同じようなもんである。
ことほどさように、両軍にほどよく見せ場があり、出てくる兵器も格好よく、かつ、冬季戦。いかにも激戦!ってな感じで映える絵なのだ。
しかもちょうど60周年。
絶対、全世界の軍オタや戦史オタは、この日、サバゲーやWWⅡゲーのマルチ対戦なんかにいそしむであろう。
あぁ、書いてたらやりたくなってきたなぁ。サドンストライクでもやるかな。