我が愛すべきV.R.

二日遅れか?悪い悪い。

毎度お騒がせしております。白狐でございます。

さて、この世に、「原作もの」というジャンルのあることは皆々様方周知の事実であると思う。一般的に、名作秀作の漫画や小説を、アニメや映画・ドラマで実写化した作品群のことである。ライトノベルや漫画→アニメor実写という世界では、基本的に、「地雷」という認識である…まぁ、ほとんどの映画・ドラマも「地雷」になるというのは、前にやってた漫画原作「ピンポン」の映画を見ていてよぅくわかった……。

そういったわけで、基本的に、原作ファンの期待をあおり、そして突き落とすしかない原作ものであるが、いくつかの例外も存在する。そうした例外は、たいていは、手間ひまかけてじっくり作りこめる実写映画に多い。もっとも、そうした成功原作つき映画もたいていは、原作とは大きく異なる仕立てで、もはや新しい一つの作品として作られ成功したものだったりする。そんなわけで、原作に忠実に、それも週一ペースで何回も…となると、原作ファンを完璧に満足させる映像化など望めないのが現実だ。


だが、しかし、そんな中、原作を忠実に再現し、かつ週一ペースで放映しながら、あまりの見事さに原作ファンが涙した映像化作品がある。

グラナダテレビ製作のドラマ「シャーロック・ホームズの冒険」である。

このスペインにあるのか、月面にあるのか、イギリスにあるのかよくわからない名前の会社が、手を出した原作は、19世紀の昔から、世界中に多数のマニアを有する探偵推理小説の黄金の名作シリーズ「シャーロック・ホームズ」であった。そしてその試みは、特にホームズ役を演じたジェレミー・ブレットの生き写しとも言える名演で、完全な成功を見たのである。

と、まぁ、シャーロキアンとは言わない程度にホームズファンである(こういう言い方は、よくされるものだ。なにせシャーロキアンホームジアンと呼ばれるシャーロック・ホームズマニアは、数多く、また、その質たるも半端ではない。まともな出版業のある国なら必ずあるとも言われる様々なシャーロキアン協会の業績はすさまじく、いわゆる同人小説的なパロディ小説(ホームズ・パスティーシュ)はそれだけでひとつのジャンルになるほどである。よって、半端なファンはなかなかシャーロキアンと名乗れず、こうした言い方をするのだ)私としてはいささか興奮してしまったのだが、まぁ、つまりグラナダテレビのホームズはすごかった。NHKで放送した時の声優もはまり役で、衣装背景から脇役にいたるまで細部まで完璧であった。

で、なぜ、シャーロック・ホームズかというと、実は、ホームズこそが私の「嗜好」の原点だからだ。

言っておくが、「ホームズに萌え」たわけではない。断固として。(ホームズとワトソン博士が同性愛者だったなどという作品もあるにはあるが、私は好かん。ちなみにそのパロディ作品の作者は女だった。いつの時代もそういう女子とはいるものである)小学生のある日読んだホームズ作品のひとつ「さびしい(あやしい、という訳もある)自転車乗り」。この作品、ラスト近くで、悪人一味が、依頼者である若い女性の音楽教師を誘拐し、一味のひとりとの結婚式を強制的に上げさせてしまう、というシーンがあるのだが、その挿絵に私の心臓は思わずときめいたのである。

ビクトリア朝期の婦人の普段着であるからして、今でいうパーティドレスと華麗さの度合いではそんなにかわらないそれをまとった美女が猿轡を
かまされて、後ろ手に縛られ、ぐったりしている。絵のタッチが水彩であったからストランドマガジン(ホームズ初期掲載誌)のパジェット画伯のものではなかったと思うが、しかし、私はその絵に初めて女性の美しさを感じたのだ。そう緊○美である!拉○監○○縛!!これこそが女性の美しさを引き立たせるのだと!!!

というわけで、この前ふと立ち寄ったビデオ店にグラナダテレビ版のホームズが置いてあったので、とるものもとりあえず、「あやしい自転車乗り」の収録された巻を借り出したのだ。

そして……さすがは、グラナダテレビ。ナイスである。猿轡のかませ方といいなんといい、それまであまり魅力的に見えなかったヴァイオレット・スミス嬢が、俄然、美女と評すにふさわしい女性に見えるではないか!やっぱりすごいぞグラナダテレビ!!

そんなわけでホームズを読んだことがあって面白いと思った人にはぜひとも薦めるのがグラナダテレビのホームズである。
ついでに、森薫「エマ」が好きな人にもおすすめである。
19世紀ビクトリア朝のご婦人たちはやはり魅力的であるのだ。服装と言うか物腰と言うか、女性が男の鑑賞品でしかなかった時代とフェミニストは言うのだろうが、だからこそ、鑑賞品でしかないからこそ、鑑賞する魅力にはたっぷりなのである。
エマみたいなメイドさんや、気品あふれる上流階級の令嬢、令夫人を鑑賞しつつ過ごす土曜の午後というのも非常におつなものである。

結論、19世紀イギリス萌え。

ちなみに「V.R.」とはヴィクトリアの略で、ホームズが下宿の壁に、拳銃弾を打ち込んで作った文字である。良い子がまねすると、下宿を出る時に敷金にさらに上乗せして支払う必要が出てくるので、あまりおすすめはできないが。

今日は時間も元気も余裕もないので短く終わらせるッ!予定ッ!

dokkoihetare2004-12-03

「北亡命政府、来年に日本で樹立
http://www.infovlad.net/underground/asia/nkorea/blog/archives/2004/11/aeaaac.html
とても困るのでやめれ。

もっとも危険な曲はワーグナーの『ワルキューレの騎行
http://response.jp/issue/2004/0414/article59517_1.html
気をつけます。

アトランティス大陸ノアの箱船、共に本格的調査始まる
http://x51.org/x/04/04/2707.php
出番だMMR。

死に際占い
http://u-maker.com/o/death/
(俺の本名)さんは86歳の時に、歩行者天国で亡くなります!
(俺の本名)さんの最期の言葉は、
『だーいどーんでーんがーえ…し…』
です!
マジか。

立小便で橋が崩壊の危機
http://tokyo.txt-nifty.com/fukublog/2004/11/post_36.html
むしろインドネシア人の小便がすごいということでどうかひとつ。
」(挨拶することはそれはそれで労力を消費するものであるのだから楽をしようとすることは決してわるいことでは無いはずだ。俺理系だし)


今週とかの新選組
・山崎が死んだ。
・永倉の嫁が死んだ。
・勝安房守登場。海舟さんである。
・京都から江戸へ。
・江戸から甲府へ。
・途中永倉と原田が抜けた。
最古参2人の突然の脱退。
沈痛な空気に包まれる議場。
そこへ不意に立ち上がる影一つ。
我らが斎藤一である。
誠の旗を握り締め、声を荒げて彼は言う。
新選組は終わっちゃいない。この旗がある限り、新選組は終わらない。この旗が、俺を拾ってくれた。俺は一生をかけてこの旗を守る!たとえ一人になっても……局長!俺が居る限り、新選組は終わらない!』

なんてぇかもう

斎藤一激燃え

ということで画像はすっげえカッコイイ場面。
異論は認めない。

好物の一つがコンバット越前と同じ。

さて。
EQもギルドに入ったり、ムテキングのOPを突然変な風に歌い出したのでメロディーと歌詞との齟齬を指摘したら20代後半と断言されたり、忙しい日々をお過ごしの皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

そんなこんなで今日はEQはやめてゴーストのお話でもしようかねえ。



攻殻機動隊の。
攻殻読んでることを前提に話すけど、読んでない人のが少ないので(断言)問題なし。

まずは蘊蓄の引用から。
・・・と、思ったら攻殻1にも2にも無かった。
多分ニューロハードかアップル総集編あたりだと思うけど、探すのがめんどくさいので省略。

まず、ゴーストってのは
人を人たらしめているもの、誤解を無視して強引にいえばアイデンティティの基となるもの。

もし、人間の脳と全く同じ構造に電子が飛び交ってるモノがつくれたとして、
つまり、
たとえばニューロンの代わりに電線使って人間の脳と同じ構造がつくれたとして、
そこに意識が宿るだろうか。
意識っていうと定義がまたむつかしくめんどうであるけど、ゴーストって単語をここに入れるには僕はまだ未熟すぎる。

で、直感的に否であると、おおかたの人が思うのではないだろうか。
これは量子脳理論によって現在では否定されているがそれはさておく。

あくまでかなり適当に省略しているゴーストの定義であって、不正確な面もあるが、つまるところゴーストってのは
この、
単なる電子(や化学反応)のネットワークの外にある、なにか
なんじゃないかと。


じゃあ人形遣いにゴーストは無かったのか、攻殻と食い違うやんってーとそういうわけではない。
何しろ、自律判断が出来るロボットが存在するくらいであるし、マイクロマシンによって意志を電脳から外部出力できるくらいの技術水準である。
脳のネットワークをコピーする技術があってもおかしくはない。

創発って言葉がある。
構成部品の性質と、それが集まって群れたものでは、関連性が全く見つからないほど違った動きをする。
ってのを指す言葉で、参考リンクを張っておく。
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001285.html
この本ていうかこのエントリのいう「その先に何があるのか」こそ人形遣いであり素子たちであると思うのだが。

それはともかくとして。
動的で不確実な、有機的な、混沌としていて揺らぎを持つ、いかなる大小のネットワークであろうと、
それに拠って創発されるいかなるものもゴーストと呼ぶ、でもわかりやすいしそれが、人を人たらしめている何かだと確信できるならそれでもいい。

・僕はそれに近い意見で過ごしている。
僕の捉えている範囲内ではあるが、ゴーストという概念そのものに素直に賛成したものか悩んでいる最中なのであった。
人形遣いにゴーストがないと考えるのは僕にとって不幸なことであるのであるが、本人が硬化しているって言ってるのは自信の存在についてではないので上記の考えでもそれなり。

・オリオンで猿殻って書いてあったのが本気なのか言葉遊びなのか気になるところ。

人形遣いが到達した境地ってのは、人が織りなすネットワークによって創発されたもの、ひとの上位の相。
ってかんじ?

創発って言葉が、ひどく中身のない言葉に思える。




さて。
アイデンティティなんて記憶によるものに決まってんじゃんとしよう。
魂と言い換えよう。
攻殻世界のように、記憶の改ざんが可能であるとしよう。
では、もし記憶を交換したら、魂も交換したことになるのか?

ならないのであれば、魂は記憶に拠らないのであろう。
なるのであれば、思考能力や思考の癖、つまり脳のスペックは魂になんら影響を与えないものであるのであろうか?

さらに。
脳だって、人間の体全体を巡ってる電気のネットワーク=神経の一部でしかなく。
記憶だけでなく、脳ごとまるごと入れ替えたとしたら、魂、に限らず中身はいれかわるのだろうか?
どこかかんか、SFやらなにやらで見かける事象だけれど。

では、
病気や事故で、脳ではなく神経の方に損傷があった場合、半身不随とかになった場合、その人は根本的に人間が変わってるんだろうか?
魂が変容しているんだろうか?


この辺りが微妙なところ。


ここまで書いておいてなんだが、士郎のいうゴーストはこれとは違うであろう自信がある。
エネルギーであるらしいし。

でも記憶や身体のコントロールを自由に出来るってことは、ゴーストと思考はイコールでないのであろう。

我思う故に我あり。
五感、つまり脳を含めた神経ネットワークは自己の存在と何ら関係がない。
こんなすかすかであいまいな土台の上に載せるには、ゴーストはあまりにアグレッシブでありすぎはしまいだろうか。
ゴーストは念(オリオン読め)でくくられた単なるネットワークにすぎない。とだけの定義だけでもずいぶんとしっかりした足場となるが、
それでも僕のような初心者にとっては不十分ぽい。

結論無しで書き始めたので終わりが見えないが、自我がたんなる電子の所作にすぎないと思わないのであれば、ゴーストの所在について少し考えてみるのも面白いと思うぞよ。

ホロンについてなぁんも書いてないが、書くとちょーめんどくせーので手抜き。

で、
>人が織りなすネットワークによって創発されたもの、ひとの上位の相。
なんて書いてるけど創発っていうか上位のホロンだよね。
・・・なんとなく似てるけど別物。というか別の土俵。

ホロンについてもちょっとでも勉強したらネタにするかも。

はいはい、仮眠してからちゃんと書くつもりが気づけば10時間睡眠

最近またGGXX熱が激しくなってまいりました。
ことの発端は先週の火曜日。
クラスターで外の中華料理屋に飲みに行ったんですよ。
その帰り、ホロ(?)酔いでまだ部活やってるかな〜?って会館覗くといたんですね〜。
でも入った瞬間終わったっぽい。来た意味無い・・・_| ̄|○
そんなこんなを思ってたら、部活の友人(ギルギアを貸してあげた)に部屋で遊ばないかと誘われましてね、やることはもちろん・・・・。
まぁあれですよ、その人は2号棟、オレは1号棟。ついに国境を越えた戦いが始まったわけです。
まぁお遊び気分でやってたら、なんかそいつらの師匠と呼ばれる人登場Σ( ゜д゜) エー
師匠がいるのかよ・・・・・・。
しかも3号棟の人・・・・・・。
だったらオレに教えを請えよ・・・・・・。
でまぁ早速対戦っと。
・・・・・・。
・・・・・・。
・・・・・・。
・・・・・・。
ツエ〜よ。
相手はカイ使いのようですがね、カイ:アンジ=7:3というのが一般的見解。それほどアンジ不利。でもそんな話がでるレベルの試合になるとは思ってもみず・・・・。一回戦目はボロボロに。
まぁでもこっち来てカイにはある程度慣れてたので、相手の戦略も見えたので2回戦目は勝ちました!リバサ天神脚には惚れ惚れしましたね��(ノ∀`*)
んでまぁ、次に彼はキャラをディジーに変えて対戦。
・・・・・・。
・・・・・・。
・・・・・・。
・・・・・・。
勝てるわけね〜。アンジが距離とられたら勝てるわけね〜。あの足払いは反則ですって。リーチ長すぎ。
こっちにはディジー使いにあったことなかったし・・・。無理だって。(まぁ酔ってたってことで)


てなわけで、最近はもっぱらアンジの練習です。コンボはもういいんで、基本は立ち回りのバリュエーション増加。
それからなんと言っても青キャンのマスター!彼はほぼ完璧に使ってますからね。なんと言っても青キャン使えるってカッコイイ!
ってなわけで練習。
・・・・・。
・・・・・。
・・・・・。
・・・・・。
ムズ、分かってたけどムズ。どれも成功率は10%前後。いいので20%といったところか・・・・。
でも一つだけ100%でできるようになったのが!
戒(K)って技なんすけどね、画面横半分くらいまでジャンプして上から落ちるって技。キャンセルかかるのはジャンプの頂点のとこ。
そんなとこでキャンセルかけたってほとんど意味無いけどな・・・・・。
フェイントとか奇襲にしたって、ハイジャンプダストとすればアンジの場合同じようなシュチエーションできるし、こっちのほうがゲージ使わんでもいいし・・・・。
効果があるとしたら一発ネタ。相手の心理の揺さぶりか・・・・・・。
ムダな努力してた・・・・・・。
てかギルギア分からん人ゴメンな〜。

世界史マニアのためのゲーム:EU2

はぁ、遅れてもうたべ。すんません、白キツネです。

ひとまず、FKのヘタレに一部訂正。私が指摘したSEED・Dのあの変形ロボットの問題点は、実際の兵器っぽいリアルさというガンダムの味の欠如、つまりは、現実的に
「変形」「合体」に意味がまったくないだろう、と言うことなのだ。

判りやすく言えば、

「ミッドウェイの戦訓を忘れたか」

ということである。
兵器換装などというもっとも危険な行為を外で、敵の面前でやっちまったり、別の機体を二つ作ればいいものをなぜか変形させてひとつの機体を作ってみたりするようなリアルでないやり口をガンダムでやってほしくなかったということである。ファーストとポケ戦のファンとしては。旧日本軍のグライダー付き戦車は紛れもない失敗作に終わったのだし。


さて、そんなことはいいとして、今日は萌えの間隙を縫って、お気に入りなゲームの紹介でも。

「ヨーロッパユニヴァーサリス2 アジアチャプターズ」
先に言っておくと、世界史マニアによる世界史マニアのためのIF世界史シュミレートゲームです。

ひとまず、1819年の時点でヨーロッパ世界が到達し得た全ての世界を舞台とした国家戦略シュミレーションゲーム。プレイヤーはひとつの国家を影で操る黒幕(説明書から引用)となって、英仏百年戦争が終盤に差し掛かり、大航海時代が始まろうとする1419年から、フランス革命を経てナポレオン戦争の嵐が欧州を包み、ウィーン体制で決着する1820年までの、ヨーロッパが世界の一地方から、世界の中心へと躍進した「近代」400年間を生き抜いていく。

このゲームが他の戦略SLGと異なるのは、「国家戦略」というものをリアルに捉えている点。
ゲームの目的は世界征服などではなく、「国家が生き延び繁栄すること」。
外交・戦争・内政・交易・反乱など種々の政策・事件の結果として「勝利ポイント」が増減し、その高低を競う。
つまり、小国は小国なりに、生き延びて、外交努力や小規模な対外戦争を勝ち抜き、反乱を抑えて安定した内政をこなせば、拡張主義を取る大国より高い順位に付くことも出来るのだ。実際、無難な統治でインドシナ半島に割拠した大越が約200カ国中2位で、南北アメリカの過半を征したものの国内で内乱が頻発し、インフレが暴騰しているスペインがそれより低い6位なんてことがあった。

以下特筆すべき特徴点
・思想の対立
革新主義VS保守主義重商主義VS自由主義農奴制VS自由農民制などなどの思想対立があり、これらどちらに偏るかを選択しながら時代は進む。
たいていの、特に国産SLGだと、こういう判断は倫理的な感覚で従っていれば良い。三国志でも略奪コマンドはデメリットが多すぎたし、信長の野望でも民の忠誠度は上げやすく、かつ上げればデメリットなどなかった。つまり心がけで簡単に「名君」になれる上に、「名君」になることにデメリットなどなかったのだ。

しかし、さすがはマキアベリを生んだヨーロッパ人は違う。革新は技術は上がりやすくなるが、保守主義は内政が安定する。自由農民制は生産性は上がるものの独立心を持った農民達は反抗的になり、強圧的な農奴制はとくに反乱の起因となる貴族層を取り込んで国家を安定させる。といった具合に、生産性や技術効率、内政の安定度の兼ね合いが非常に難しい。往々にして、軍隊の力で反乱を抑えつつ、自らの政策を進めることになり勝ちである。

・貿易や財政
金は大事である。いつの世も。貿易はこのゲームでも重要な集金手段であり、交易所の開設、市場の開拓、交易独占なdの種々の政策が用意されている上に、競争がない交易所は寂れていくなど、色々な趣向がこらされているのが嬉しい。
財政は技術投資と軍事維持費、国庫にそれぞれ配分するのだが、この時、安全策を取って国庫に金をためるとインフレが上昇し、全てのコストが割高になる。借金などしているとさらに悲惨である。金をためて早めに返済を急ぐべきなのだが、国庫配分を増やすとインフレが上昇し、予算もなくコストばかりが増えて、軍隊も国内種々の技術も衰退し、税収は下がり、戦争に訴えて賠償金を取ることも望めなくなる。かといって返済を延ばせば、利子が増える……まさに、(現実に数多く出現した)悪循環が現出するのだ。(近い例だとWW1後のドイツだが)
ちなみに、国内が不安定化すれば当然、生産も税収も低下する。インフレと内乱のスパイラルもよく見られる。

・外交と戦争
こうした単純ながら非常に神経を使う内政に、宗教対立(無論これも内政に絡むが)や各国の勢力均衡を図って安全を求める諸国との外交の駆け引きが加わる。戦争は、長引けば国内を疲弊させ反乱を誘発して生産性を下げる上に、大義名分がなかったり、同宗教への開戦だったりすれば、国内の安定は脆くも崩れ去る。
版図を拡大させる国、特に拡大方法が自国からの開戦だったりする国には、諸国は突出した大国が出現することを恐れて、そうした国から距離を置いたり、時には牽制の戦争さえ仕掛けてくる。

版図拡大、税収拡大、国内安定、技術革新……これらを睨み、同盟・婚姻・懐柔・戦争・和平を繰り返し、国内では宗教・思想政策を細やかに取り扱いながら、400年間国家を運営していくのである。

世界史マニアに嬉しいのは、リアルに作ってある分往々にして歴史上実際に取られた戦略が、その通りの結果を導いてくれることである。たとえば、イングランド百年戦争後、大陸からの撤退を決意し、大ブリテン島の統合とアイルランドの併合で国力を蓄えることを選択し、海外進出を企図すると上手くいくが、大陸領に拘泥すれば、泥沼の二百年戦争に巻き込まれて国家の衰退を招く。日本は国内統治に専念すれば、朝鮮を外交的に属国化できるほどの国力が蓄えられるが、対外戦争に打って出れば、明と満州さらに通過点である朝鮮にうるさく蠢動され、国内反乱も多発する。(しかし、かなりの版図拡大は望めるのだが…)

ちなみに、以上のように、国家戦略や歴史IFを楽しむゲームなので、個々の戦闘はまったく自動的で介入できないし、人物も歴史上の人物が登場するにはするが、ほとんど目立たない。グラフィックスも簡易で、ボードゲーム+アルファ以上の何者でもない。まさに、ただただ、世界史との違いと国家戦略の機微、塩野七生好きが好きなタイプのマキアベリズムの呼吸といったものを楽しむためだけのゲームである。
ローマ人の物語」を読んでユリウス・カエサルに共感したり、義経よりも頼朝のほうが好きだったりする人物には是非プレイすることをお勧めする。

以上。ではまた。

FSS新装版2巻発売決定はめでたいが、本当に出るのか?再来月の「

dokkoihetare2004-11-15

割り込みでCOZYです。
11月がおかしいです。ビブリオマニアにはおなじみの年末進行(コミックリリース編)です。

17日 魔法先生ネギま! 8巻
ツバサ 8巻
19日 R.O.D 3巻
22日 げんしけん 5巻
ああっ女神さまっ 30巻
ラブやん 4巻
鋼の錬金術師 9巻
ソウルイーター 2巻
25日 たかまれ!タカマル6巻
27日 よつばと! 3巻


合計5059円。

この2,3日ってスパンで出されるのはどういうことですか?本屋にそのたびに通えということですか?

12月は果たしてどうなることか…。サクラの今年のスーパー歌謡ショウのDVDも予約してしまい、しかもCowboy Bebop 5.1ch DVD-BOXも買うので…。

お金が…。

風邪が流行ってますがいかがお過ごしでしょうか

というわけで、風邪っぴきFKです。2〜3日頭がガンガンしてました。薬で無理矢理押さえ込んだり、ちょっと無茶したり。
つーわけで、今週もヘタレ書いてますが。えぇ、金曜日忘れてて今思い出したなんてことはないですよ?
最近PCが飛びました。強制再起動したらフォーマット情報が飛んで、Windowsすら起動しなくなったので、リカバリしました。
で、サドンも何もかも飛んだわけで……。ちょっと寂しい。

で、今週ヘタレのネタがもう無いので、以上。



なんて言ったら殺されそうなので、ガンダム種運命についてつらつらと。
とりあえず、前MSNで話した時、話題になったのはタリアさんとルナマリアメイリンとステラ。
白キツネはタリアさんらしい。やっぱり働く女性はすばらしいそうな。
椅子に座って、膝を微妙に揃えて斜めにしてる所がいいらしい。
文芸部の時田君もタリアさんだそうなんだけど、「白と同じだねぇ」と言ったら「……素直にステラ派にしとくか……」とのこと。
個人的にはルナマリアメイリンかステラ。(多)
3人とも微妙に萌えポイントをついてるので、優劣つけがたかったりする。
とりあえず、ルナマリアメイリン
姉妹な所もいいなーと思う。最近多い傾向は勝ち気な妹とお淑やかな姉っていうパターンだけど、これって逆だよね。
で、ステラ。
なんだか彼女、やたらシンに突っかかってる気がするんですが。この先何か敵味方を越えた関係とかありそうで期待。
性格破綻気味な所は実は個人的に萌え〜。両極端に性格が変化するのって、見てて飽きない。戦闘中でアドレナリンどばどばの状態なのに、信号弾にうっとりしてみたり。

で、後MSについてちょっと色々ツッコミを。
まず、俺の中で主人公機はガイアガンダム。(間違い)
ぢゃなくて、とりあえずインパルス。
まず言おう。あの合体の形態はこれまでと一線を画した効率的なMSだそうですが。
チェストフライヤー・レッグフライヤー・コアスレンダー・シルエット。4つに分割する分整備も手間がかかる。
シルエットに関してはそれぞれ状況別に装備を選べるのはかなり効率的だとは思うけど。人型が汎用なのってそういう面だしね。
でも、わざわざ毎回出撃の度に合体するのは、どう考えても手間だろう、と。合体中攻撃されそうだし。
ガンダムみたいに、ハンガーを体当たりさせて、大型ミサイルちっくな使い方するならいいけどさ。
あと、時田君に言われたんだけど、4話で「インパルス、エネルギー低下!」ってオペレーターが言ってるけど、インパルスはデュートリオンビーム送電システム。
つまり、ナデシコエステバリスの様に船から無線でエネルギー提供してる。ってことは、つまり電池内蔵ってか! 細かいけど、後々設定が狂わない事を祈る。
で、次。ザクウォーリア
なんかこいつもシルエット形式(?)してるみたいで、色々バックパックの換装によって仕様変更ができる。
とりあえず一通り見た中では、ガナー(砲戦)、名称不明の高機動タイプ、スラッシュ(近接)があるみたい。
1話でアスランが乗ってたのは、何も付けてないタイプ。4話のルナマリア機はガナー。一応、ツッコミは無いなぁ。
さすが一年戦争の名機をリファインしただけあるね。(ぇ) 強いて言えば、「ザク」という名称を持ち出していいのか、と。
宇宙世紀世代の反感買ってそうだ……。少なくとも俺は複雑な気分。
あと、新型ガンダム2機相手にザクで応戦するアスランTUEEEE。監督によると、ニュータイプ=コーディネーターじゃなくて、スペースノイド=コーディネーターだそうなんですが。
ニュータイプちっくなのは、ムウなお二人と、今回出てるロアノークさんと、不確定でレイ。
ニュータイプでもないのに、新型2機相手にザクはあまりに無謀だと思います。MS乗らずに走って逃げろよ。
次。地球連合
の前にまず言いたいのは、(時田君の受け売りだけど)、フリーダムやらジャスティスやら言ってたザフト軍がカオスやらアビスやらっていうのはどうなのだろうか。
いや、まぁ気分だろうし、いいんだろうけど。
で、カオス。なんか背中についてるドラム缶状の物はオールレンジ可能な武器らしい。宇宙戦だとMA変形もできて、なかなか優秀な機体かと思う。
変形に関しては、白からツッコミが来たので一応説明。
変形するメリットは、移動形式を変える、或いは加速装置を一カ所に集める事により、機動の効率化、高加速化、航行距離の延長を目的としてます。
ので、ぶっちゃけカオスガンダムの変形が正しい形。戦闘中にそんなにバリバリ変形してなかったし。
で、次、アビス。
正直、ここまで汎用っていうのもすごいな、と。だって、水中、空中、地上、宇宙。全ての戦局に対応。
ガンダムの世界でビーム兵器は、金属粒子を高加速してプラズマ化したものを打ち出す仕組み(だったハズ)。なので、水中でのビーム兵器は殆ど使えなくなる。
一年戦争が例だと、ズゴッグはだから水中用に頭部キャノン砲の実弾兵器がついてるし、近接武器もクロー。フォノンメーザーは確か水中でも使えるから、ゴッグとかゾックに搭載されてるよね。
アビスはなのに主武器はビーム兵器。水中機動はかなり抜群なんだろうけど、近接武器のランス以外水中で使えないのは辛いだろう、と。
あとは、宇宙と大気圏中は推進装置は一緒だけど、水中だと効率が一気に落ちるから、スクリューとかで進むんだよね。
アビスはなんだか見る限りついてないかも……。ついてても、推進装置二種類は効率悪いだろ……。ちょっと微妙機体。
最後。我らがガイア。
4足歩行のバクー型に変形できる。のだけど、とりあえず1話にしてツッコミ開始。
そんなに頻繁に変形するのって面倒な上に効率悪いよ! 使い方間違ってるよ!
性格破綻してるから、変形多様したいお年頃なんだろうか。変形して移動、戻って攻撃、変形して移動、を繰り返してたよーな。
で、4話のツッコミ。
宇宙空間であの形態に変形して、廃材の上を走るのは無理あると思います!
マグネットとか使ってるなら別だけど、作用反作用で機体は僅かなりとも廃材から逆方向へ蹴り出されるわけで、地上みたいに戻ってきません。
ミラーが割れるぐらい思いっきり蹴りこんでるなら、三角飛びみたいに機動するのが正解じゃないかと。
格好良さとパイロットはピカイチだけど、もう少し物理学を適用させて欲しいなぁ、と思うわけです。ハイ。

以上、個人的にツッコミたかった種についてでした。たぶんこれからもどんどん出てくるんだろうなぁ……。(´ω`)